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フライヤー-1-02.jpg
上野山絢香 / 鶴巻千秋 / 平野将麻
Apartment

 

5/3/2021 - 6/27/2021

ホワイトキューブのような日常から遮断された空間を使用した作品発表は、良くも悪くも場所性を消去するところから始まる。今回の私たちの作品制作には、私たちが東北において生活している土地や、見ている風景、居住空間などの日常を過ごしている土地の場所性が影響しており、これを、場所性を消去する意味を持つ空間で展示として発表するというのは、場所性が存在しない空間で場所性の想起を観客に求めるという構造を作りだし、フィクションを形容していて非常にメタ的であるように感じる。とはいえ、日常をテーマに実際の居住空間を使用して作品展示を行うことはもはや日常から逸脱している。日常を題材にした作品や展示は既にありふれているが、上述の内容を踏まえたうえで、私たちは展示空間における作品と日常の関わりの再提起と、再考を試みる。

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